NiceHash QuickMiner v0.5.0.1 RCのアップデート内容に「MSIを用いた最適化機能」がありました。
ところで、この「MSIを用いた最適化機能」は有効化した方がいいのでしょうか?
GPUクラッシュが多発しているなら有効化したほ方が良さそうです。
NiceHashによるMSIを用いた最適化機能の解説を見てみましょう。
MSIとは?
複数のGPUを搭載したリグをお持ちの方であれば、GPUメーカーのMSIが連想されるかと思います。
が、あの会社とは関係なさそうです。
MSIは、「Message Signaled Interrupts(メッセージシグナル割り込み)」の略で、CPUとGPUが行うやり取りの1つです。従来から存在していた専用pinを用いた割り込み処理と比べて安定性が高いのが特徴です。
MSIを有効化すると、GPUがクラッシュしてもPCを再起動することなく回復に簡単できるようになりますし、他のGPUにもそれほど大きな影響を及ぼしません。
MSIを有効化していない場合、1つのGPUがクラッシュするとブルースクリーン状態になり、PCの再起動が必要になることが多いです。
MSI有効化方法
NiceHash QuickMinerが起動する環境(NVIDIA GPU / ドライバー・Windows10)であればMSIを有効化することができます。
方法は簡単で、
- タスクトレイのNiceHash QuickMinerアイコンを右クリック
- 「各種設定」にマウスカーソルをのせる
- 「その他設定」にマウスカーソルをのせる
- 「MSI設定」をクリックする
そうすると、次のように有効化してよいかきかれるので、「はい」をクリックしてください。
MSI有効化に成功すると次のように表示されるので、必ず再起動してください。
GPUドライバーをインストールするとMSIは無効化されます。MSIを有効化し続ける場合は、ドライバーアップデートを行ったら忘れずに再度MSI有効化してください。
MSI無効化方法
MSIは次の方法で無効化できます。
- GPUドライバーを上書きインストールする
- GPUドライバーをアンインストールする
結局、MSI設定は有効化したほうがいいの?
MSI設定の有効化は必須ではないため、必ずしも設定しなくてはならないということはありません。
しかし、Excavatorのクラッシュが頻発するリグを持っている場合は、設定の有効化を試して見る価値は十分にあるでしょう。