【NiceHash QuickMiner 最適化】マイニングでの OC 設定・OCTune 設定方法の紹介 第4回【LAN・VPN経由での設定】

今回は、NiceHash QuickMiner v0.4.1.2 RC で追加された新機能である、LAN・VPN 経由での OCTune アクセスのやり方を紹介します。NiceHash による紹介記事はこちらです。

複数台のリグで NiceHash QuickMiner を動かしている場合には、1台の PC から他のリグで OCTune を設定できるようになるため、やり方を知っておいて損はないでしょう。

なお、v0.4.4.0 RC 以前と v0.4.5.0 RC 以降で方法が違うため、使用しているNiceHash QuickMiner のバージョンに合った方法で行ってください。

[スポンサーリンク]

v0.4.5.0 RC 以降でのやり方

リグのローカル IP アドレスの確認(リモート先)

まず、OCTune を行うリグのローカル IP アドレスを調べます。

OCTune を行うリグで、Windows キーを押して「cmd」と打ってエンターを押し、「ipconfig」と打ってエンターを押してください。

IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.1.22

※環境によってアドレスの数字が変わります。

などと書かれているところを探して、「IPv4 アドレス」の値を控えてください。

「nhqm.conf」の編集(リモート先)

NiceHash QuickMiner と同じフォルダにある「nhqm.conf」をテキストエディタで開きます。

「watchDogAPIHost」と書かれているところを探し、「localhost」を先に調べたリモート先の IP アドレスに書き換えます。

“watchDogAPIHost” : “localhost”,

“watchDogAPIHost” : “192.168.1.22”,

※「192.168.1.22」は例です。ご自身の環境の IP アドレスを記載してください。

NiceHash QuickMiner を再起動し「OCTune」を開く

「nhqm.conf」を編集して上書き保存したら、NiceHash QuickMiner を起動します。
OCTune を起動し、

ブラウザのアドレスバーに表示された URL が、今設定したリグの OCTune へのアクセス用 URL となります。このアドレスを他のリグで打つと、今設定したリグの OCTune にアクセスできます。

「?auth=」以降の記載があるアドレスからアクセスすると、OCTune の設定変更ができます。

「?auth=」以降の記載があるアドレス

「?auth=」以降の記載がないアドレスからアクセスすると、OCTune の設定変更ができず、情報の表示のみがされます。

「?auth=」以降の記載がないアドレス
[スポンサーリンク]

v0.4.4.0 RC までのやり方

リグのローカル IP アドレスの確認(リモート先)

まず、OCTune を行うリグのローカル IP アドレスを調べます。

OCTune を行うリグで、Windows キーを押して「cmd」と打ってエンターを押し、「ipconfig」と打ってエンターを押してください。

IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.1.22

※環境によってアドレスの数字が変わります。

などと書かれているところを探して、「IPv4 アドレス」の値を控えてください。

「nhqm.conf」の編集(リモート先)

NiceHash QuickMiner と同じフォルダにある「nhqm.conf」をテキストエディタで開きます。

「watchDogAPIHost」と書かれているところを探し、「localhost」を先に調べたリモート先の IP アドレスに書き換えます。

“watchDogAPIHost” : “localhost”,

“watchDogAPIHost” : “192.168.1.22”,

※「192.168.1.22」は例です。ご自身の環境の IP アドレスを記載してください。

次に「launchCommandLine」と書かれているところを探し、行の末尾に「-wi 192.168.1.22」を追加します。(「192.168.1.22」は例です。先に調べたリモート先の IP アドレスに書き換えてください。)

“launchCommandLine” : “-qx -qm -wp 18000 -d 2 -f 6”,

“launchCommandLine” : “-qx -qm -wp 18000 -d 2 -f 6 -wi 192.168.1.22”,

※「192.168.1.22」は例です。ご自身の環境の IP アドレスを記載してください。

「octune.js」の編集(リモート先)

NiceHash QuickMiner と同じフォルダにある「octune」フォルダを開き、「octune.js」をテキストエディタで開いて編集します。

1行目にある「var url = “http://localhost:18000/”;」の「localhost」を、先に調べたリモート先の IP アドレスに書き換えます。

var url = “http://localhost:18000/”;

var url = “http://192.168.1.22:18000/”;

※「192.168.1.22」は例です。ご自身の環境の IP アドレスを記載してください。

ここまで設定が終わったら、NiceHash QuickMiner を再起動します。「Excavator」についての Windows ファイヤーウォールの警告が出たらアクセスを許可してください。

「octune」フォルダのコピー(リモート元)

リモート先で編集したファイルを、リモート元にコピーします。このときにフォルダ名を

octune

octune-192.168.1.22

※「192.168.1.22」は例です。ご自身の環境の IP アドレスを記載してください。

などと編集しておくことをおすすめします。他にも複数のリグで同様の設定をするときに、簡単に判別できるようになります。

コピーしてきたフォルダの中ある「octune.html」をダブルクリックすると、リモート先のリグの OCTune 画面が表示されます。これでリモートデスクトップで画面を切り替えなくても、OCTune の設定を簡単に行えるようになります。

[スポンサーリンク]

インターネット経由時の注意点

Excavator はインターネット経由で利用できるような API を提供していないため、ここで紹介した設定をインターネット経由で行いたい場合は、VPN を利用することを強くおすすめします。全てのリグを含む VPN を構築してから、上で紹介した設定を行ってください。

[スポンサーリンク]

OCTune 設定方法のまとめ

OCTune 設定方法は別の記事で紹介してきました。
こちらもあわせてご覧ください。


第1回では、OCTune の基本を紹介しています。


第2回では、OCTune でのオーバークロック設定を半自動で行う「オルタナティブオーバークロック (Alternative Ooverclocking) 」設定を紹介しています。


第3回では、OCTune でのオーバークロック設定をほぼ自動で行う「自動オーバークロック (Autotune) 」設定を紹介しています。


【本ページ】第4回では、リモートアクセスを設定することで、1台の PC から他のリグの OCTune を行えるようにする方法を紹介しています。


第5回では、「ETHlargementPill」なしでハッシュレートを向上させる新機能と、その使い方を紹介しています。


第6回では、「Fan management」の使い方を紹介しています。


第7回では、「新ファンモード」の使い方を紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました