NVIDIAの最新のGPUであるRTX 3080 Tiについて、NiceHashがレビューを上げています。
概要
RTX 3080 Tiは、RTX 2080 Tiから約50%のゲーミング性能の向上が見られます。しかし、事前のNVIDIAのアナウンスの通りLHR(Lite Hash Rate)制限がかけられており、DaggerHashimotoのハッシュレートはRTX 3080の60%程度に抑えられています。
RTX 3080 TiとRTX 3090はかなり似たハードウェアスペックであるため、LHR制限がかからなければRTX 3090と同じようなハッシュレートになると予想されます。
GPU | コア数 | メモリ | メモリタイプ | バス幅 | メモリスピード | バンド幅 | TDP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GA102-225 | 10240 | 12 GB | GDDR6X | 384 bit | 19 Gbps | 912.4 GB/s | 350 W |
LHR解除できるか?
DaggerHashimotoのマイニング能力を制限するLHRですが、解除できないものとして考えたほうが良さそうです。
RTX 3060のときにLHR制限解除可能なドライバー(NVIDIA 470.05 developer)が出回り、NiceHash QuickMinerでも対応されましたが、
このドライバーはRTX 3080 Tiで使用することができないため、RTX 3060と同じ方法ではハッシュレートの低下を回避することはできません。
ハッシュレート・収益性
主要なアルゴリズムのハッシュレートはこのようになります。
DaggerHashimotoは大きく制限がかけられ、KAWPOWも制限がかけられているように見えます。Octopusで使用するならTIなしから正当進化していると言えまが、RTX 3070 Tiでは45MH/s出るため、
約2倍という大きな価格差を考えると、RTX 3080 Tiを購入するのに二の足を踏む人が多いのではないでしょうか。
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