【NiceHash QuickMiner】「v0.4.7.0 RC」が「v0.5.0.1 RC」よりおすすめな理由

本記事執筆時点で最新のNiceHash QuickMinerは「v0.5.0.1 RC」ですが、手元のリグでは古いバージョンの「v0.4.7.0 RC」の利用を継続しています。その理由を解説します。

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アップデート内容(v0.4.7.1 RC)

ポイントになるのは「v0.4.7.1 RC」のアップデート内容です。

  • クラッシュ検出、リカバリー機能追加
  • ワンクリック最適化とOCTuneの排他化
  • Excavatorバージョンアップ(v1.7.0b Build 858)
  • バグ修正とその他の改善
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「v0.4.7.0 RC」の利用を継続する理由

「v0.4.7.1 RC」のアップデートによって行われた

  • ワンクリック最適化とOCTuneの排他化

が、「v0.4.7.0 RC」の利用を継続する理由です。

RigManagerでのワンクリック最適化と、OCTuneでのファン制御の併用ができなくなった

このアップデートにより、RigManagerでのワンクリック最適化とOCTuneでのファン制御の併用ができなくなりました。

「v0.4.7.0 RC」までは、RigManagerでワンクリック最適化を行ったあとで、OCTuneでファン制御を行うことが出来ました。この併用によって、ワンクリック最適化のデフォルト以上にファンを回転させる設定を簡単に行うことが出来ました。

RigManagerでのワンクリック最適化では、コア・VRAM・ホットスポットの目標温度を設定することができます。ファン回転数は目標温度を下回るように自動で設定されるため、RigManagerからは直接ファン制御を行うことは出来ません。

GPU単体で考えれば、ワンクリック最適化で問題ない温度になるよう自動的にファン制御されるため追加調整は不要なのですが、ケース内やオープンリグで気流の流れを作りたい場合などに、以下の方法が重宝していました。

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ワンクリック最適化+ファン制御方法(v0.4.7.0 RC)

ワンクリック最適化とファン制御の併用は、「v0.4.7.0 RC」では簡単に行うことが出来ました。

まず、RigManagerでワンクリック最適化を行います。

次に、OCTuneを起動し、

「Fan management」の設定を行います。

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ワンクリック最適化+ファン制御方法(v0.4.7.1 RC 以降)

「v0.4.7.1 RC」以降のバージョンでは、ワンクリック最適化とファン制御を併用しようとすると、

  1. ワンクリック最適化で「Manual」を選択してOCTuneでオーバークロックを手動で設定
  2. ワンクリック最適化の設定ファイルを自作

としなくてはなりません。

ワンクリック最適化で「Manual」以外を選択したままOCTuneでファン設定を変更しようとすると、

このように表示されてしまい、ファン設定を変更できなくなりました。

そこで、OCTuneでオーバークロックを手動で設定して、

ワンクリック最適化の設定ファイルを自作すると、

上の解説記事でご覧いただいたとおり、なかなかに手間がかかり根気が求められます。
この調整作業が自動化されることが、NiceHash QuickMinerの味気ない部分ではありますが、最大の利点でもあります。そのため、NiceHash QuickMinerを使っているリグでは「v0.4.7.0 RC」をメインに使用しています。

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